白バイ

白バイの歴史を調べていたら、面白い事に気づいた。

警察用のバイクは昔は「赤色」で実際「赤バイ」と
呼ばれていた。ボディーからハンドルまで真っ赤で、初登場は結構古く大正7年(1919)のこと。なぜに赤かというと、当時のクルマには赤色のような
派手な色が無かったから。しかし時代と共に、赤のクルマが出てくると「赤バイ」が目立たなくなってきた。そこで昭和11年(1936)、当時少なかった白色が採用され「白バイ」になったわけだ。だが現在はクルマのカラーヴァリュエーションも豊富になり、
白のクルマも多くなってきた。

年中

一年中スキーができる、とあってザウスはとても人気があった。
空調設備によってゲレンデ内の気温は通常は-4~-3°C程度、真夏の日中でも-2°C程度に保たれ、一年を通じて真冬の雪質を味わう事が出来た。降雪設備は天井部のスプレー式の霧吹きから吹かれた微細な水滴に直接低温の風を当てることにより、本物のパウダースノーに近いものを降らせるもので、当時としては世界に類を見ないものだったという。

また、一般的に人工スキー場の積雪は溶けて底の床の部分で厚い氷となって溜まってしまい休業時などに全て溶かすか、掘り出して適宜破砕する必要がある。しかし、ザウスの場合は雪の下にメッシュを敷いた排水設備を設置し、積雪の最下部から自然に解けて氷が溜まらないようになっていた。一般施設とゲレンデの間には複数の密閉型の回転ドアがあり、ゲレンデ内を低温に保つ役割を果たしていたそうだ。

井上靖について。
『しろばんば』、『夏草冬涛』、『北の海』は、井上靖自身がモデルの主人公・伊上洪作の、幼少から青年になるまでの自伝的な作品だそうである。
『しろばんば』は静岡県伊豆湯ヶ島で過ごした幼少時代の、『夏草冬涛』は旧制沼津中学校の生徒だった頃の、『北の海』は沼津中学卒業後の沼津での浪人生活の1年近くの日々を描いたもので、その日常、あるいは旧制第四高等学校の練習に誘われ、寝技主体の柔道、いわゆる高専柔道に明け暮れる洪作が生き生きと描かれている。
井上靖の周囲に実在した人物がモデルとして多く登場し、特に『しろばんば』中に登場する、曽祖父の妾で洪作とは血の繋がらない「おぬいばあさん」との生活は、井上靖の人格形成を語る上で欠かせないものである。

清水義範

ショートショートとSFの組み合わせで言うと、星新一が真っ先に浮かんでくるが、清水義範も良い。
中学時代からSFファンで、自身でSF同人誌を発行。
半村良の面識を得て、大学卒業後、半村の勧めで上京し半村に師事。
1977年からソノラマ文庫を活動の場とし、『宇宙史シリーズ』などSFを中心に多数のジュブナイル作品を発表した。
その後、短編集『蕎麦ときしめん』では司馬遼太郎の文体で猿蟹合戦を叙述したり、『日本人とユダヤ人』やそれをめぐる状況のパロディとなっている表題作など様々なパスティーシュの手法が用いられており、注目を集めた様子だ。
この作風の作品は、学生時代から同人誌などに書いていたが、「こういったものは、きちんとした作品ではない」と自身で封印していた。
だが、いざ発表してみると非常に好評であり、以降この手法を用いた短編を書き続け、その数は数百編に達する。

事実は

事実は小説より奇なりと言う。
ミュンヘンのマンションの一室から、1400点もの名画が見つかったのだそうだ。
それがなんと、ピカソ、ルノアール、クールベ、マティス、トゥールーズ=ロートレック、マルク、マッケ、ノルデ、ココシュカ、キルヒナー、さらに、ディックス、シャガール等・・・・!
見つかった絵画の一部、あるいは大部分が、ナチ政権下で「退廃芸術」の烙印を押された作品、あるいは、ユダヤ人から没収、もしくは、ただ同然で買い上げた作品、あるいは、そのどさくさで行方不明になっていた作品、あるいは、空襲で失われてしまったと思われていた作品であるらしいそうだ。

ディープオブマッスル

『キン肉マン』に登場する超人たちの、漫画では明かされなかった秘話を描いた小説作品。
これは面白い所に目を付けたものだと思う。
特に気になるのが、下記の6つだ。
エピソード1 「超異色コンビ誕生の秘話」正統派正義超人スカイマンと世界三大残虐超人のひとりカレクック、ふたりの出会いからコンビ結成まで。
エピソード2 「幻の残虐集団! 真ソルジャー伝」真キン肉マンソルジャーの過去と、真ソルジャーチームの知られざる戦いの軌跡。
エピソード3 「ザ・ニンジャ 魔道転生の秘密」若き日のザ・ニンジャが悪魔超人界へと身を落とすまで。
エピソード4 「夢の島のミキサー大帝!」ミキサー大帝の悲しき誕生秘話と、マリポーサチーム加入までの足跡。
エピソード9 「ブラックホール&ペンタゴン 白と黒なる従兄弟タッグの秘密」ブラックホールとペンタゴン、切っても切れない深い縁で結ばれたふたりの、幼き頃からの長きに渡る誓いのドラマ。
エピソード10 「盗っ人ジョージ伝~悲劇の王子・マリポーサ~」キン肉マンマリポーサの半生と、彼が王位継承候補に名乗りをあげた本当の理由。

個人的な体験

大江健三郎の長男は、脳ヘルニアのある障害者でありその実体験をもとに、長男の誕生後間もなく書いた作品が、「個人的な体験」だ。
しかし主人公のバードは、大江自身ではなく、近い境遇に置かれた別人を描いたとのこと。
三島由紀夫は、作中の人物像に触れ、この様に述べたと言う。
このやうな人物像は、大江氏の方法論に背馳してはゐないだらうか? 一般人の側から絶対に理解不可能な人間、しかも鋭い局部から人間性を代表してゐるやうなものを、言語の苦闘によつて掘り出して来ることが、氏の仕事ではなかつたか? かくしてこの小説の末尾には、ニヒリストたることをあまりに性急に拒否しようとする大江氏が顔を出し、却つて人間の腐敗に対する恐怖があからさまにひろがつて、逆効果を呈してゐる。
暗いシナリオに『明るい結末を与へなくちやいかんよ』と命令する映画会社の重役みたいなものが氏の心に住んでゐるのではあるまいか? これはもつとも強烈な自由を求めながら、実は主人持ちの文学ではないだらうか?

ドンキホーテ

ドンキホーテは、騎士道物語を読み過ぎて妄想に陥った郷士の主人公が、自らを伝説の騎士と思い込み、「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」と名乗り、痩せこけた馬のロシナンテにまたがり、従者サンチョ・パンサを引きつれ遍歴の旅に出かける物語である。
1605年に出版された前編と、1615年に出版された後編がある。
旧態依然としたスペインなどへの批判精神に富んだ作品で、風車に突進する有名なシーンは、スペインを象徴する騎士姿のドン・キホーテがオランダを象徴する風車に負けるという、オランダ独立の将来を暗示するメタファーであったとする説もある。
実在の騎士道小説や牧人小説などが作中に多く登場し、書物の良し悪しについて登場人物がさかんに議論する場面もあり、17世紀のヨーロッパ文学についての文学史上の資料的価値も高い。