小説になりそうな

直接小説とは関係ないが、小説になりそうな数奇な人生を歩んだケースとして。
大村昆の高校卒業後は、神戸のキャバレー新世紀のボーイなどの仕事をしていたが、20歳前に肺結核で片方の肺を喪失し、「あなたは40歳で死ぬ」と医者から死の宣告をされる。
限られた命ならばと、亡き父の影響で好きだった喜劇の世界へ足を踏み入れることとなったという。
テレビの番組のオーディションで知り合ったカンツォーネ歌手の妻瑤子は、片方の肺を失いながらも必死に働く崑を日々支え続けた。
二人の出会いのキッカケとなった「愛の讃歌」を瑤子が歌うのを聴くと、崑は涙を流す。
喜劇役者でも、裏には色々人に言えない泣きも苦しい事もあった。
笑いの陰には涙があった。
崑が現在も健康でいられるのは、最愛の妻の献身のお陰である。
悪性腫瘍が腸に出来たこともあったが、幸い内視鏡手術で切除でき、驚くべき事にその日には『午後は○○おもいッきりテレビ』の生放送にも出演するほどの体力があったという。
そして有名な、オロナミンCのCMヒットに繋がっていく。
現在、80歳を超えてご存命なので、医者に言われた年の既に2倍生きていることになる。
非常に勇気づけられることだ。